登録車と軽自動車を合わせた8月の車名別新車販売台数は、ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N―BOX(エヌボックス)」が9カ月連続でトップを獲得した。2位にトヨタ自動車「ヤリス」、3位にスズキ「スペーシア」とトップ3の顔ぶれは前月と変動がなかった。登録車単独の順位では3カ月連続でトヨタがトップ3を独占した。

 トップ10の内訳は、登録車と軽が半数ずつだった。エヌボックスは前年同月比20・6%減と落ち込みが大きいものの、届け出台数が1万4514台と2位に2700台近い差を付けた。このほか1万台を超えたのはヤリスとスペーシアの2車種。またトヨタ「ライズ」がダイハツ工業「タント」を抜いて4位に浮上した。

 登録車のみのランキングをみると、ヤリスが2カ月連続でトップに立った。2位のライズ、3位カローラの顔ぶれは前月と変わらず、4位にホンダ「フィット」がランクアップした。このほかトヨタ以外のトップ10は、日産自動車の「セレナ」が8位と「ノート」が10位だった。4月以降の2020年度累計では、ヤリスが2位ライズに9千台以上の差を付けており、上期(4~9月)トップが濃厚になった。(2面に総括表)