渡辺自動車のHP

 シトロエン車の正規ディーラーを運営する渡辺自動車(生山忠夫社長、名古屋市昭和区)は、8月31日に名古屋地裁に民事再生法の適用を申請し、同日付で監督命令及び弁済禁止の保全処分を受けた。負債総額は約30億円。スポンサー候補企業との間で支援獲得に向けた協議を進めている。帝国データバンクが1日発表した。

 渡辺自動車は1933年に創業。52年にシトロエン車の販売に乗り出し、一時はジャガー、ランドローバー、マセラティも扱っていた。現在は、シトロエン名古屋中央(名古屋市中区)などを運営する。

 景気や為替相場の影響などを受けて、2017年12月期の売上高は約41億円を計上するも、約3億2600万円の赤字だった。18年にセントラルグループ(田中德兵衞代表、埼玉県川口市)の傘下に入り業績回復を目指したが、19年12月期の売上高は約24億3900万円に対し、約7億3900万円の最終赤字で債務超過に転落していた。

 グループPSAジャパン(アンジェロ・シモーネ社長、東京都目黒区)は1日、渡辺自動車が民事再生法の適用を申請したことについて、「可能な限り協力し、お客さまに迷惑が掛からないようにする」とコメントを発表した。