スマートシティX全体像

 トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)は26日、米ベンチャーによるオープンイノベーションプログラム「スマートシティX」に参画すると発表した。同社は来年1月に持ち株会社制に移行し、自動運転技術に加えスマートシティなどの新領域にも進出する。プログラムへの参画を通じ、新たな技術やサービスの社会実装を目指す。

 スマートシティXは米スクラムベンチャーズ(サンフランシスコ市)が主導するプログラムで、同社のほか、JR東日本や博報堂、出光興産、あいおいニッセイ同和損保、日本ユニシスが加わる。国内外のスタートアップから「モビリティ」「スマートビルディング」「エネルギー&資源&サスティナビリティ」などの領域で技術やアイデアを募り、共同開発する。開発成果は来年5月頃に披露する予定だ。