三菱ふそうトラック・バスは20日、電気小型トラック「eキャンター」に衝突被害軽減ブレーキなど安全装備を標準装備すると発表した。8月から国内でリース販売を開始し、欧州やアジア太平洋地域にも順次展開する。

 新規設定した緊急自動ブレーキは、フロントバンパーに搭載した高精度ミリ波レーダーで車両や歩行者を検知して衝突回避を支援する。車両安定性制御装置はカーブ走行時に横転などの危険性が生じた場合にブレーキ制御で危険を回避する。白線認識カメラによる車線逸脱警報も備える。

 eキャンターは世界初の量販電気トラックとして2017年から大口顧客向けにリース販売を行っている。現在、全世界で160台以上が稼働し、累計200万㌔㍍以上の走行実績を持つ。