いすゞ自動車が5日に発表した2020年4~6月期連結業績は、新型コロナウイルスの影響による販売減で減収減益となった。売上高は第1四半期としては4期ぶりに減少。営業利益は前年同期比95・2%減と大幅なマイナスとなったが黒字を確保した。

 営業利益では、売上減や商品構成の変化が478億円の減益要因となったが、原価低減活動やコロナ感染拡大による工場稼働停止の固定費減などで21億円の黒字となった。

 5月に発表した通期見通しについて「販売台数は5月時点の予想に対し大きな変化はなく前回予測した台数の実現の確度は高まった」(南真介常務執行役員)ため修正しない。前回発表時に非公表だった経常利益は480億円、当期純利益は120億円とした。