日本精工は、産業機械用軸受を生産する子会社のNSK富山(山本和正社長、富山県高岡市)が新工場を増設したと発表した。投資額は約30億円。同社の藤沢工場(神奈川県藤沢市)で行っている熱処理工程の一部を新工場に移管する。藤沢工場の災害時のリスク軽減や大型軸受の生産強化が狙い。これによりNSK富山は、風力発電や鉄鋼向けの大型軸受の鍛造、旋削に加え、熱処理まで担うことになる。