米民生技術協会(CTA)は28日、毎年1月に米ラスベガスで開催しているデジタル技術の見本市「CES」について、2021年はオンライン上で行うと発表した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、大規模イベントの開催は不可能だと判断した。

 これまで会場で実施されていた経営者らによる基調講演や先端技術・商品の披露などは、オンライン上で実施される。開催期間は21年1月6~9日。

 CESは革新的技術を発信するイベントとして、毎年世界各地からIT企業や電機メーカーなどが多数出展し、近年では自動車メーカーやサプライヤーの参加も相次ぐ。CES2021はオンライン開催に切り替え、自宅やオフィスなどから世界の最新テクノロジーを体験できるようにする。