新車リースのニコニコマイカーリースなどを提供するMIC(増田信夫社長、横浜市都筑区)は21日、中古車リースサービスの「ニコニコダイレクト」を提供開始すると発表した。新車リースよりも価格が抑えられる中古車リースへの引き合いが高まっていることから提供に踏み切った。定額かつ軽い負担で車を持てるメリットを訴求して利用拡大につなげる。契約期間は1~7年間で、東京、神奈川、埼玉の6店舗で取り扱いを開始した。料金は月5千円から(消費税別)。

 同社のニコニコレンタカーの車両を中古車リースサービスで活用する。対象となるのは、走行距離7万㌔㍍以下、自社保有の認証整備工場で112項目の点検を実施した良質な車両のみ。自動車税、自賠責保険、重量税、車検、オイル交換などのメンテナンスにかかる費用込みの月定額制で利用できる。また同サービスでは、残価設定を0円として契約期間終了後に残価精算リスクのない「車がもらえる」契約形態とした。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により経済先行き不透明な中で「車の出費を抑えたい」といったコストを重視する声が多くなっている。同社は、コロナ禍の長期化に備えてサービス拡充を進めていく方針だ。