トヨタカローラ宮城本社(仙台市宮城野区)

宮城トヨタ(後藤誠社長、仙台市宮城野区)を中核会社とする宮城トヨタグループ(後藤誠社長、同)は22日、トヨタ自動車の100%子会社であるトヨタカローラ宮城(■(吉の士が土)岡博文社長、同)の全株式を取得すると発表した。譲渡は10月を予定する。宮城トヨタグループはトヨタカローラ宮城が加わることで、ネッツトヨタ宮城(後藤誠社長、同)を含めて3社体制となる。これにより東北のトヨタ販売会社は、すべて地場資本の運営に切り替わる。

新たにグループ傘下となるトヨタカローラ宮城は、1957年10月に宮城トヨタディーゼルとして設立。県内に23店舗を持ち、社員数は2020年3月末時点で506人、20年3月期の新車販売台数は7082台だった。

グループの中核となる宮城トヨタは、1946年10月に設立。県内で20店舗とレクサス店2店舗、フォルクスワーゲン店1店舗の合計23店舗を運営する。社員数は現在526人で、2020年3月期の新車販売台数は5864台。ネッツトヨタ宮城は1980年にトヨタビスタ宮城として創業。10店舗を展開し、社員数は現在149人。2020年3月期の新車販売台数は3003台だった。

宮城トヨタグループは、新たなグループ編成により「事業規模やビジネスチャンスの拡大、新規事業への取り組み、経営体質の強化が可能」とコメントした。また「モビリティを通して宮城県の地域社会発展により一層貢献していく」としている。