KDDIは14日、「グローバル通信プラットフォーム」に対応する車載通信機を、マツダが2020年秋以降、市場投入するモデル向けに供給すると発表した。マツダのコネクテッドカーのグローバル展開をKDDIが全面的にサポートする。グローバル通信プラットフォームはマツダと提携しているトヨタ自動車とKDDIがコネクテッドカーをグローバル展開するために共同で構築した。
マツダ車に搭載するKDDIのグローバル通信プラットフォームは、車両位置情報から国・地域ごとに選定した通信事業者に自動で接続・切り替え、通信状態を監視するもの。コネクテッドカーに高品質で安定した通信環境をグローバルで提供する。通信規格が異なる国や地域でも通信回線を一元管理でき、低コストで遠隔での回線制御や状態を把握できる。
20年秋以降、グローバルで順次販売されるマツダ車にグローバル通信プラットフォームに対応する車載器を搭載していく予定。
車両の認証認可を行うシステムについてはトヨタが提供するクラウド「トヨタスマートセンター」を活用する。
KDDIはマツダが19年から提供しているコネクテッドカーと連携するスマートフォンアプリ「マイ・マツダ」を開発し、国内での通信回線を提供するとともに、マツダがコネクテッドサービスを展開している国ごとに通信回線の契約、管理を行っていた。