日産はEVを活用した再エネ普及活動を全国に広げる

 日産自動車は9日、電気自動車(EV)を使った再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みを加速すると発表した。この一環として、茨城日産と日産プリンス茨城が総合エネルギー事業を展開するスマートテック(小寺雄三社長、茨城県水戸市)と協業し、EV「リーフ」の新車購入者を対象に、太陽光発電設備の無料設置や昼間の時間帯の割安な電気利用料金プランなどを提供する。

 8日から新車リーフの成約特典として茨城県内の日産販売会社2社で同プランの提供を始めた。電気料金の高い昼間の時間帯に24円/㌔㍗時の価格で電気を利用できる。太陽光発電設備を設置していない戸建て住宅の人を対象に同設備の無料設置も行う。

 両社は6月に、スマートテックと連携し、リーフの販売と余剰電力買取を組み合わせた「プレミアム増額買取プラン」を実施している。