トヨタ自動車は7日、一部改良予定のレクサス「LS」を公開した。高速道路を運転者の監視下で自動走行できる最新の運転支援技術を「レクサス・チームメイト」と名づけて搭載した。日本では今冬に発売する。

 レクサス・チームメイトの一機能である「アドバンストドライブ」は自動車専用道路で車線・車間維持や分岐、レーンチェンジ、追い越しを自動で行う。運転者の前方注視が必要で、追い越しも運転者の承認を必要とし、米自動車技術会(SAE)では「レベル2」(部分運転自動化)に相当する。ベテラン開発ドライバーの制御を移植し、滑らかに走れるようにしたほか、制御ソフトをテレマティクスや有線経由で更新する機能も採用している。ハイブリッド車ではバッテリーのアシスト量を増やし、加速性や静粛性を高めた。

 日本を皮切りに世界90以上の国・地域で発売する計画だ。