ヤマハ発動機は、1955年7月に日本楽器製造(現ヤマハ)のモーターサイクル製造部門が分離独立した二輪車メーカーです。当時日本楽器の社長だった川上源一氏は、楽器製造に使う木材資源を考えると楽器事業の永続的な発展は困難と判断し、モーターサイクル製造に着目しました。50年代はすでに無数の企業が二輪車業界に参入しており、ヤマハ発は最後発でした。すでに淘汰…