「完成車メーカーがあり、サプライヤーが続く従来のピラミッド型の形態は変化するだろう」。5月に自動車技術会の新会長に就任したトヨタ自動車の寺師茂樹取締役執行役員は、自動車産業の近い将来をこう見通す。CASE(自動運転、コネクテッド、シェアリング、電動化)に関連する技術開発が加速する中、今後はソフトウエアを入り口にした車づくりが進むという。新型コロナ…