トヨタ自動車は29日、「宇宙フロンティアファンド」に出資したと発表した。同ファンドは発足時に82億円の資金を年末までに150億円規模に増やし、主に国内を対象として宇宙関連のベンチャー企業に出資していく。

 投資会社、スパークス・グループの子会社、スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー(SIF)がファンドを立ち上げた。トヨタは三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクとともに出資した。

 トヨタは昨年3月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協業の可能性を検討することで合意し、同年7月には月面探査車の試作を含む3年間の共同研究協定をJAXAと締結している。