FCAジャパン(ポンタス・へグストロム社長、東京都港区)は29日、「ジープ」ブランドで初となる個人向けカーリース「ジープフラットライド」を開発し、7月1日から全国の系列ディーラーで販売すると発表した。小型SUV「レネゲード」を対象に5年リースとして取り扱い、車両代金や登録諸費用、期間中の税金などを含めた定額プランとして提供。月額を3万円からに設定し、より幅広い層に買いやすさを訴求する。

 ジャックスと同社の子会社ジャックスリースと共同で開発した。月額のリース代には、専用のメンテナンスプログラム代金と通常の3年保証を5年にする延長保証料も含め、リース期間中は故障を心配することなく安心して乗れるように設定した。

 また購入者の希望に応じてアクセサリーやオプション費用も組み込むことも可能で、FCA自動車保険も追加すれば自動車に掛かる費用の多くを月定額で支払う事ができる設計にした。

 FCAジャパンは2018年10月、同社初の個人向けカーリースを住友三井オートサービスと共同開発し、「フィアット」ブランドでスタートした。立ち上がりは主力の小型車「フィアット500」限定のプランとして取り扱い、現在は対象を全モデルに広げている。