日産自動車は25日、旧車や最新のコンセプトカーなどの形を模した「新型カキノタネ」を開発し、7月7日に発売すると発表した。地域貢献の一環として、神奈川県伊勢原市と地元の食品メーカーと共同で企画・製作した。日産は柿の種の形状やパッケージをデザインしたほか、CAD(コンピュータ支援設計)やCAM(コンピュータ支援製造)、自動切削機を駆使して米菓の抜型を製作した。

 1933年生産の「ダットサン12型フェートン」から2019年発表の「アリアコンセプト」まで23車種と伊勢原市の「大山」のデザインを採用した。金型は一つの型で複数のデザインを同時に型抜きできる専用型を設計。辛さ控えめで、こおばしい醤油味の柿の種にまろやかでコクのある大粒バターピーナッツを合わせた。伊勢原市内の飲食店や中日本ハイウェイのサービスエリアなどで販売する。