スバルの群馬製作所

 スバルの中村知美社長は23日、群馬製作所(群馬県太田市)で約2カ月半ぶりに通常生産を再開したことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で部品調達への影響や新車需要の低迷を受け、4月9日から稼働停止措置を実施。5月11日に生産を再開したものの生産ペースを抑えていた。

 部品調達懸念が解消したことや需要が回復傾向にあることなどから、今月22日に2直体制で生産を始めた。23日に都内で開いた第89期定時株主総会で、中村社長はコロナの第2波を警戒しつつも「地元のサプライヤーも通常稼働に戻り、物も金も動くのでぜひ良い状態を継続したい」と語った。

 マツダは23日、7月の国内全工場で2直操業を再開すると発表した。宇品第1、第2工場、防府第2工場は7月1日から、防府第1工場は27日から昼夜勤の2直操業に戻す。これによる国内生産台数は、前年実績比で約8割まで戻る。タイとメキシコの工場は稼働日を限定して操業し、7月のグローバル生産台数は6月比で50%増を想定する。