国土交通省は18日、高速道路の休憩施設でダブル連結トラックの駐車予約システムを2020年度末から試行導入すると発表した。中日本高速道路が新東名高速道路と東名高速道路のサービスエリアで実施するなど、同社を含む高速道路3社で年度内に、大型車の駐車スペースを合わせて約810台分拡充する。新型コロナウイルスが再流行した場合でも、物流を支えるトラックの移動環境の改善につなげる狙い。

 ダブル連結トラックは19年から運行がスタートしているが、車両が最長25㍍に及ぶため、駐車場のスペース確保が課題だった。このため、予約システムを導入し、確実に休憩ができる環境を整える。新東名道と東名道では5カ所の休憩施設に各1台分を予約可能にするほか、浜松いなさインターチェンジでは外に駐車スペースを確保。ETC2・0を活用して出退を管理する試みも行っていく計画だ。