三菱自動車は25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とする「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」に参画したと発表した。無償利用できる特許の対象は約5700件。同宣言に参画した自動車メーカーは計6社となる。

 同宣言は京都大学の松田文彦教授による呼びかけで始まったもので、公開した特許は世界保険機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症のまん延の終結宣言を発令するまで権利を行使しない。三菱自は、例えば運転支援装置や乗員の状態検知システムに関連する特許などを活用してもらえると想定する。