乗用車メーカーの国内生産状況は、徐々に回復傾向を示している。特に、新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大したことによるサプライチェーンの影響は薄まりつつある。一方、国内外の新車需要の低迷による生産調整は6月以降も続く見通しだ。トヨタ自動車は、東日本大震災後にサプライチェーンの強化を図り、コロナ禍でも代替生産などで部品調達難を乗り越えてきたが、新車…