豊田合成は、岐阜県の酪農や林業事業者支援のため、牛乳や木材を買い上げて社員に提供すると発表した。

 同社は昨年、環境保全活動の一環として岐阜県や美濃加茂市と森林整備に関する協定を結んだ。これが縁で、新型コロナウイルス感染拡大による休校で需要が急減した牛乳や、住宅着工数の減少が懸念される木材に着目。牛乳は約4500本を買い上げて本社地区の事業所に配り、木材は木工工作セットとして従業員の家族用に斡旋販売することにした。

 同社は今月上旬にもPCR検査車両を東京都医師会に提供している。今後も新型コロナウイルス対策への支援活動に力を入れる考えだ。