ヤマハ発動機は、中国で表面実装機(サーフェスマウンター)や産業用ロボットの販売を行う、ヤマハモーターIM深圳分公司の事務所を龍華地区へ移転すると発表した。これに伴い、製品を統合的に展示するショールームを新事務所に新設する。

 事務所と隣接するショールームでは、顧客の要望に合わせて、その場で的確な商品説明やアドバイスができるほか、新規・既存ユーザー双方に向けたセミナーやトレーニングを実施できる。

 加えて、2019年7月に発足したヤマハモーターロボティクスホールディングス(YMRH)の事業会社である新川、アピックヤマダ、PFAの現地事務所として集約し、YMRHとのシナジーを加速する。

 中国(華南)地域では、スマートフォン・第5世代移動通信システム(5G)関連の大手民生メーカーやその部品メーカーだけでなく、産業系メーカー、自動車メーカー、EMS(電子機器の受託生産)を行う企業などからの底堅い設備需要があり、今回の体制強化により、顧客の高効率化を目指す。