日産自動車は28日、2020年3月期の通期連結業績で、最終損益が従来予想から1500億~1600億円程度悪化し、赤字に転落する見通しだと発表した。2月13日発表時は650億円の純利益を見込んでいたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い新車販売が落ち込んだことが響いた。
営業利益の予想値は850億円としていたが、1200億~1300億円程度下振れ赤字となる見通し。感染症拡大による新車・部品の販売減による影響約900億円や販売金融事業の貸倒引当金の追加計上による影響約300億円などが含まれる見込み。