ダッソー・システムズは、医療用支援器具の製造を行うインドのInali(イナリ)が、同社の3Dエクスぺリエンスプラットフォームを活用することで、約8日間で「スマートベンチレーター」(人工呼吸器)の開発を実現したと発表した。

 同プラットフォームは、専門性の高いアプリケーション群をクラウド上で利用し、機器や人体、都市や資源といった複合的な専門性が求められるプロジェクトの協業を進められるのが特徴だ。

 同社ではほかにも、同様のプラットフォームを活用して、数値流体シミュレーション(CFD)ツールを使用したくしゃみの流体シミュレーションも実施している。

 このシミュレーションにより、現在開発中あるいは既に配備されているさまざまなフェースシールドの有効性について検証することで、フェースシールドの開発プロジェクトを支援している。