赤羽一嘉国土交通相は24日、国土交通省の本省における新型コロナウイルスの感染者が同日午前中の時点で5人に達したことを明らかにした。いずれも自動車局の職員となる。同省では20日に1人目の感染者を確認。23日から24日にかけて、さらに4人の感染が判明した。すでに感染した職員が勤務していた執務室に加え、エレベーターなどの共用部分は消毒済み。赤羽国交相は「同じ課室の職員は原則出勤させない措置をとっている」と、さらなる感染拡大の抑制に全力をあげる考えだ。

 来週は国会で新型コロナの緊急経済対策を含む2020年度補正予算案の審議も控えている。赤羽国交相は「万全の体制がとれるようフォローを考えていく」とし、省内でのコロナ感染が国会運営に影響が出ないよう努めていく方針だ。