新型ハリアー

 トヨタ自動車は13日、SUV「ハリアー」を全面改良して6月に発売すると発表した。トヨタ・ニューグローバル・アーキテクチャー(TNGA)に基づく「GA―K」プラットフォームを採用し、乗り心地と走行性能を両立した。

 先代のハリアーはトヨペット店専売車だったが、トヨタが5月から全チャンネル全車種併売に移行するのに伴い、新型車は全店舗取り扱いとなる。

 発売日と価格については発表時点で公表しない。発売までは最短でも1カ月半の期間があるが、いち早く新型車を発表することで旧型の保有母体を持つトヨペット店が先行して受注活動を進める狙いがあるとみられる。

 ボディーサイズは旧モデルと比べて全長を15㍉㍍、全幅を20㍉㍍拡大した一方、全高は30㍉㍍低くなり、ハリアーの特徴であるSUVながらクーペのような流麗なデザインを強調した。二重のL字デザインに発光するシグネチャーランプや横一文字に光るテールランプで個性を打ち出す。

 パワートレインは、2・5㍑エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムと、2・0㍑ガソリンエンジンの2種。それぞれに2WDと4WDを設定する。

 安全装備では、走行中の前後方向を録画するデジタルインナーミラーをトヨタとして初採用する。