新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、約70年前に書かれたある1冊の長編小説が販売を伸ばしているという。仏ノーベル文学賞作家のアルベール・カミュの「ペスト」だ。感染症のペスト発生によって封鎖されて孤立した都市を舞台に、主人公の医師や市民らがペストの脅威に立ち向かう姿を描いている◆版元の新潮社によると、文庫本はこの2カ月で約15万部を増刷し、累計発…