新型コロナウイルスの感染拡大が、自動車産業の先行きに影を落とし始めている。経済産業省が公表した2月の鉱工業生産指数(速報値、2015年=100、季節調整済み)は100・2と前月比で0・4%上回ったものの、3月予測の補正値は3・1%減と4カ月ぶりのマイナスを見込む。業種別で指数を下振れさせる圧力が高いのは、自動車工業が目立つ。足元では生産調整の動き…