トヨタ自動車子会社でコネクテッド事業を手がけるトヨタコネクティッド(友山茂樹社長、名古屋市中区)は7日、NTTデータと業務提携したと発表した。トヨタのMaaS(サービスとしてのモビリティ)用情報基盤であるモビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)の強化やコネクテッドサービスの展開拡大を目指す。

 トヨタコネクティッドは2000年に「ガズーメディアサービス」として設立。当時はマルチメディア端末を扱っていたが、02年にトヨタのテレマティクス「G―BOOK」を運用以降、コネクティッド事業を担い、今はMSPFの開発やコネクテッドサービスのクラウンドセンター運用業務を日米など世界7地域で手がけている。

 両社は今後、MSPFをはじめとするモビリティサービス領域で関係を深めるとともに、将来的にはコネクテッドカーの顧客基盤とNTTデータが持つ流通・小売・金融業界などの顧客基盤を相互に活用し、スマートシティー構想の具体化にもつなげていく。