和歌山製鉄所

 日本製鉄は7日、鉄鋼需要の減少に伴い、東日本製鉄所鹿島地区(茨城県鹿嶋市)と関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)の高炉計2基を一時休止すると発表した。送風を停止して高炉を再稼働が可能な状態で休止するバンキングを実施する。鹿島地区は4月中旬以降、和歌山地区で4月下旬以降に準備が整い次第実施する。需要動向の変化に対応した生産対応を図る。

 コークス炉も高炉の出銑量の低下に合わせ、稼働率の大幅な引き下げに加え、東日本製鉄所鹿島地区、君津地区(千葉県君津市)と和歌山地区の一部について生産調整休止を実施する。雇用維持の施策の一環として、4月から各事業所で一人当たり月2日程度の規模で臨時休業も行う。