複合材料では力学特性に主眼を置いた研究を進める

自動車で活用される材料の多様化が進んでいる。二つの特徴ある材料を組み合わせて相乗効果を生み出す複合材料に対する期待は高いものの、コストや生産性の課題が散見され量産品への適用はこれからという段階にある。そうした中、東北大学工学部材料科学総合学科の成田史生教授研究室に所属する栗田大樹助教は、セルロースナノファイバー(CNF)と金属の複合材料の研究に取…