スバルは1日、群馬製作所の稼働を11日から5月1日まで休止すると発表した。世界的な需要減に加え、米国など海外製部品の調達が困難になった。減産台数は約3万9千台となる見込み。国内乗用車メーカー全社が新型コロナウイルスの影響で生産停止を決めたことになる。

 完成車工場の本工場、矢島工場、エンジンやトランスミッションを生産する大泉工場を稼働日ベースで17日間停止する。再開は長期連休明けの11日となる。群馬製作所の正規社員は約1万400人で、非正規を含めて給料は全額支給するとともに雇用は維持する。車種にもよるものの、2月時点で平均1~2カ月程度だった納期が遅れることになりそうだ。

 3月23日から稼働を停止している米国の生産拠点も再開日を4月20日に遅らせる。直近では7日に再開する予定だった。約3万2千台の減産となる見込みだ。スバルが1月に発表した2020年暦年の生産計画は群馬製作所が69万台、米国が41万台だった。