マツダは24日、新型コロナウイルスの影響で、広島県の本社工場と山口県の防府工場の稼働を一時的に停止すると発表した。28日から4月30日までの稼働日のうち13日間を操業中止とし、8日間を昼勤のみの稼働とする。北米をはじめとする輸出先の需要縮小に対応する。また、メキシコとタイの生産拠点も稼働停止することを決めた。

 マツダの2019年暦年の国内生産台数は約100万台で、うち輸出台数は80万台だった。新型コロナウイルスの影響で北米や欧州など主要仕向け先の消費が冷え込む中、生産調整することを決めた。生産調整により、「国内で受注した車の納期が遅れる可能性もある」(マツダ)。減産分の一部は7月以降に操業を振り替える。