2020年春季労使交渉(春闘)で、大手自動車メーカー各社は11日、労働組合の要求に対し一斉に回答した。トヨタ自動車は平均賃金引き上げが要求額と前年の妥結額を下回る8600円となり、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を7年ぶりに見送った。日産自動車やホンダも要求を下回る回答となり、足元の厳しい経営環境や新型コロナウイルスの影響など不透明な先行き…