左からVolocopterのeVTOL Bestmileの配車管理システム Fetch Roboticsの自動運搬ロボット

日本航空(JAL)は、コーポレートベンチャーキャプタルファンド(CVC)を活用して次世代モビリティ関連のスタートアップ3社に出資したと発表した。今後もエアモビリティ関連事業推進に向けた取り組みを強化する。

出資するのは自動車などの配車管理を最適化するプラットフォームを開発、世界複数都市での導入実績を持っスイスのベストマイル、eVTOLと呼ばれる次世代エアモビリティを開発しているドイツのボロコプター、倉庫や工場などの大規模施設内での物資の自動運搬ロボットよ管理プラットフォームを開発している米国のフェッチロボティクスの3社。

JALはこれまで培ってきた安全運航に関わるノウハウや経営資源を起点に、「世界中のヒト・モノ・コトの距離を縮め、豊かな社会を実現する」ことを目標に、事業領域拡大を目指している。この取り組みの一つとして「シームレスな移動・輸送を実現する、総合エアモビリティサービス」の提供を目指しており、ドローンを活用した物流サービスの検証に向けた連携協定の締結や、eVTOL機材を用いたサービス提供を検討している。

今後も次世代モビリティ関連企業のほか、国内外のさまざまな領域のスタートアップ企業への出資、連携を推進していく方針だ。