ホンダが2月27日に発表した2020年1月の生産・販売実績によると、グローバル販売は、前年同月比6.3%減の38万8000台と5カ月連続マイナスだった。中国販売は好調だったものの、北米、国内、欧州が低迷した。

中国販売は同9.8%増の14万9000台と、過去最高だった。中国全体市場は低迷したが、クライダー、CR-V、シビックの販売が好調だった。国内販売は消費増税と、不具合が見付かった軽自動車のN-WGNの生産・出荷を1月下旬まで停止していた影響から同23.9%減の4万6000台と大幅マイナスとなった。

米国は競争激化で主力のシビック、CR-Vの販売が落ち込み、同4.3%減の10万1000台だった。欧州は英国やスペインが低迷し、同23.0%減の8000台だった。インドも低迷が続いており、同54%減となった。

グローバル生産は同19.1%減の38万5750台と6カ月連続マイナスとなった。国内生産はN-WGNの生産停止の影響で同21.0%減の6万0657台だった。北米はセダンの不振で同9.2%減の15万3436台だった。中国は春節の休業の影響で、同20.2%減の10万6745台と大幅マイナスとなった。アジアはインドが同75%減となったことなどから同24.8%減の15万1791台だった。