スズキが2月27日に発表した2020年1月の生産・販売実績によると、インド販売は前年同月比0.1%増の14万2250台となり、微増ながら2カ月連続プラスとなった。

インドの全体市場は依然として厳しいものの、車両価格の値下げや、金融機関と提携して頭金ゼロにする販売促進キャンペーンを展開したことで、前年並みの水準をキープした。

国内販売は、完成検査問題で生産ペースを落としている影響や、軽自動車市場が落ち込んでいることから同11.7%減の5万1034台と、4カ月連続マイナスとなった。世界販売はインドを除く海外販売、国内販売が低迷したため、同7.5%減の24万8919台と、2カ月ぶりにマイナスとなった。

1月の世界生産は同4.1%減の29万8734台と、2カ月ぶりにマイナスとなった。国内生産が同3.3%減の7万9131台と9カ月連続マイナスだった。インド生産は同2.1%減の17万9103台と小幅なマイナスだったほか、パキスタンも減少し、海外生産は同4.4%減の21万9603台と、2カ月ぶりにマイナスとなった。