シティ

ホンダは2月22日、2020年3月にフィリピンでの四輪車生産から撤退すると発表した。ホンダは、四輪車事業の収益力を強化するため、生産能力の削減を進める方針で、英国工場とトルコ工場を2021年に閉鎖することも決めている。

フィリピンでの四輪車生産は現地法人のホンダ・カーズ・フィリピン・インコーポレーテッド(HCPI)が「BR-V」と「シティ」を製造している。

ホンダでは、フィリピンの顧客ニーズに対応した商品を適正な価格で提供するためには、効率的な資源配分・投入が必要で、アジア・大洋州地域の生産拠点から輸入した方が効率的と判断、3月でフィリピンでの四輪車生産を終了することにした。

フィリピンでは1992年2月から28年間にわたって操業してきた。生産能力は年間3万台。

HCPIは今後、アジア・大洋州地域の工場から完成車を輸入して四輪車販売・アフターセールス事業を継続する。