著者の本業は自動車ディーラー、ネッツトヨタ名古屋の社長。副題に「50歳からオペラを始め、カーネギーに立った社長の話」とある通り、本書はオペラ初心者の著者が声楽を習い始めてから6年で音楽の殿堂、カーネギーホールの舞台に立つまでの軌跡をつづった記録だ。地位も名誉もある企業の経営者がなぜオペラなのか、なぜカーネギーなのか。そこには、人生の半ばを過ぎて芽…