フォルクスワーゲン(VW)車の国内トップディーラーの座を、VW春日部(運営=MID)が初めて射止めた。フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、ティル・シェア社長、愛知県豊橋市)が2019年の実績に基づき評価したもの。同店は新車や中古車販売、顧客満足(CS)、アフターセールス、ワークショップの各評価項目で高い水準をマークし、拠点運営における総合力の高さがポイントとなった。同店を率いる二國恭彰店長は「この名誉と責任を持って、よりお客さまが満足できる店づくりに取り組む」と、さらなるステップアップを期している。
VGJは12日、万国津梁館(沖縄県名護市)で開いた「2019年フォルクスワーゲン表彰式」で、同年に顕著な実績を残した販売店や個人を表彰した。販売店では5つの評価項目が高水準だった15店に「総合表彰」を付与。このうち、最もレベルが高かったVW春日部を「最優秀賞」に決めた。
2年連続で「優秀賞」だったVW春日部は、18年も最優秀賞を目指し、全方位での取り組みを行っていたものの、僅差で逃した。その悔しさからスタッフ全員が一丸となって、すべての活動を底上げし成果につながった。運営するMIDにとっても14年のVW池上以来、5年ぶりの快挙となった。
VGJは販売台数だけでなく、ユーザーとの信頼や安心を深められるディーラーづくりを重視しており、今後も現場にスポットを当てた評価制度や表彰式を継続していく考え。
また、今年は新型コンパクトSUVの投入など、商品力の追い風も期待でき、全国の各店が勢いを増すのは確実。20年の最優秀賞争いも活気づくのは間違いなさそうだ。
〈営業企画〉
◆セールスマスター新車部門/山下 真男(VW木更津)
昨年後半は台風の影響で満足な営業ができなかったが、お客さまに支えられ獲得できた。とても感謝している。
◆セールスマスター新車部門新人賞/上田 颯人(VW西宮)
野球の経験から、(成約の)打率を上げるため数字を分析して商談に臨んだ。次は全体の頂点に立ちたい。
◆セールスマスター中古車部門/太田良 広信(VW港北)
周りの協力があってこそ獲得でき、感謝している。これからも精進していきたい。
◆セールスマスター顧客満足(CS)部門/高橋 亮弥(VW博多)
お客さまの温かい気持ちでいただけた。今後は皆と、おもてなしの力をもっと磨いていく。
◆セールスマスター顧客満足(CS)部門/末松 雅之(VW福岡西)
今回の取り組みの輪を広げて、次は個人だけでなく、店舗として獲得していきたい。
◆サービスアドバイザー特別賞Aグループ/黒田 潤(VW定禅寺)
今回の受賞で店舗内のムードが良くなった。今後も活動を継続して会社に貢献したい。
◆サービスアドバイザー特別賞Bグループ/大島 一真(VW高崎)
店舗全員の後押しもあり1位を狙っていた。来年もこの場に立てるよう全力を尽くす。
◆サービスアドバイザー特別賞Cグループ/長瀬 純久(VW仙台日の出)
1人だけの力ではなく、仲間のサポートがあればこそ頂けた。とても感謝している。