トヨタ自動車は2月15日、新型コロナウイルスの感染拡大で稼働を見合わせている中国の完成車工場を2月17日から段階的に再開することを明らかにした。

2月17日から四川一汽豊田汽車の長春工場と、広州市の広汽豊田汽車の工場、2月18日には天津市の天津一汽豊田汽車の工場で自動車生産を再開する。長春工場はプリウス、ランドクルーザー、広州工場がカムリ、ヤリスなど、天津工場がカローラ、ヴィオスなどをそれぞれ生産している。生産を再開する工場は当面、1直だけの稼働で、生産台数は通常の半分程度となるという。春節の休暇から約3週間ぶりに中国の工場が稼働する。

コースター、ランドクルーザー・プラドを生産する四川省の成都工場の稼働については2月24日以降に再延期した。

トヨタは中国にある4カ所の完成車工場で2019年実績で約140万台を生産している。