ヨコオのアンテナ

自動車アンテナメーカーのヨコオは2月10日、インドに進出すると発表した。現地企業のルマックス・オート・テクノロジーズとインド・グルグラムに自動車用アンテナを製造する合弁会社を新設する。

合弁会社は「ルマックス・ヨコオ・テクノロジーズ」で、2020年3月までに設立する予定。資本金は2億円で折半出資する。

新会社は、すでにヨコオが製造販売実績のある車載アンテナ製品をインドでも展開し、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転システム向けのV2V/V2X(車車間・路車間通信)製品も市場ニーズに対応して開発を検討する。

インド国内の自動車市場は、落ち込んでいるものの、2017年に400万台を超え、ドイツを抜いて世界4位に浮上したのに加え、今後の人口増や自動車購入意欲の高まりで今後も成長が期待されている。インドの全自動車メーカーとの販売ネットワークを持つルマックスと合弁会社を設立して、ヨコオの自動車用アンテナをはじめとする車載通信事業の拡大を図る。