京都丹後鉄道沿線地域MaaS推進協議会は、京都丹後鉄道沿線エリアで取り組んでいる鉄道を基軸とした地方郊外型MaaS(モビリティ・アズ・アサービス)に、QRコードで決済・認証できるシステムを導入する実証実験を2月10日から3月31日まで実施する。MaaSにQRシステムを導入するのは日本で初。よりシームレスな交通の実現を目指す。

今回の実証実験はMaaSアプリを活用して、事前購入せずに対象交通機関の乗降時、QRコードを読取端末にかざすだけで 実際に移動した区間運賃を即時決済できる。購入した商品のサービス利用時、QRコードを読取端末にかざすだけで購入情報を認証して利用できる。対象事業者は京都丹後鉄道、全但バス、丹後海陸交通。

QRシステムを使ったサービスによって、都市間交通となる鉄道や域内交通となるバスを組み合わせたシームレスな乗降が可能となり、利用者にとって移動の利便性向上が図れる。また、QRシステムから取得したデータの利活用によってデータに基づくオンデマンド交通をはじめとする地域ニーズに根差した新交通サービスの企画や地域計画に役立てていく。