九州佐賀空港で実施した実証実験の様子
全日本空輸（ANA）と豊田自動織機は、2月10日から14日まで中部国際空港の制限区域で、貨物を搭載したコンテナを牽引するトーイングトラクターの自動走行実証実験を実施すると発表した。
両社は2019年10月、九州佐賀国際空港で、手荷物や航空貨物を搭載したコンテナをトーイングトラクターが航空機まで搬送するルートを走行する実証実験を実施した。今回は、2018年度実績で航空機の発着回数が10万回以上で、車両の往来が多く、屋内外での連続した長距離走行が必要な中部国際空港で、安全、スムーズにトーイングトラクターの自動走行・荷物搬送ができることを確認する。
ANAは手荷物・貨物搬送業務を自動化して、空港地上支援業務の負担軽減を図っていく方針。今後も豊田自動織機航空業界でのさまざまな課題を解決する新技術の開発や実用化に向けた取り組みを展開していくとしている。
