群馬大学が実施した自動運転バスの実証実験
遠隔監視の様子

ALSOKは、自動運転バスの遠隔管制業務に参入する。警備業での遠隔監視や、問題が発生した場合の対処などのノウハウが、将来的にドライバーが無人で運行される自動運転バスサービスで活用できると判断、各地で実施されている自動運転バスの実証実験に積極的に参画するなどして実績を積み上げていく。

同社は、警備業で培った「24時間365日」稼働する監視システム、ガードマンによる駆けつけサービス、遠隔通話によるサポートデスクのインフラを活用して今後、本格化が見込まれる自動運転車の実用化に必要となる車内外遠隔監視サービスや、緊急時の遠隔対処などの開発を推進していく方針。

同社は群馬県、群馬大学、関越交通が2019年12月10日から12月25日まで実施した群馬大学荒牧バス停と渋川駅バス停を結ぶ路線バスの自動運転公道実証実験で、遠隔管制業務を実施した。実証実験では、自動運転バスに設置したカメラ映像を警備員が遠隔地に設置したモニターで常時監視し、バス路線周辺や車内を遠隔で監視した。今後も自動運転バスの実証実験に積極的に参画し、新規事業として展開していく。