2020年1月の新車販売台数は前年同月比11.7%減の36万0103台となり、4カ月連続マイナスとなった。消費税率が引き上げられた昨年10月以降、新車市場は低迷している。2月はトヨタの新型車「ヤリス」、ホンダの新型「フィット」などの量販モデルが投入されるほか、不具合から生産を停止していたホンダの軽自動車「N-WGN」も1月から販売を再開しており、2月の販売動向が注目される。

2月の登録車販売は、同11.1%減の22万1464台と、2ケタのマイナスとなった。乗用車が同11.5%減の19万2821台、貨物車が同8.4%減の2万7881台、バスが同10.7%減の762台だった。

2月の軽自動車販売は同12.8%減の10万8373台で4カ月連続マイナスとなった。車種別では乗用車が同13.1%減の10万8373台、貨物車が同11.5%減の3万0266台だった。ブランド別では日産を除く全ブランドが前年割れとなった。

国内新車市場は、昨年10月の消費税増税前に、目立った駆け込み需要はなかったものの、10月から台風などによる納車遅れや販売活動ができなかった影響もあって販売が大幅に落ち込んでいる。