トヨタ自動車が1月30日に発表した2019年の生産・販売実績によると、世界販売台数が前年比1.8%増の971万4253台と、8年連続でプラスとなり、過去最高を更新した。

国内販売は同2.9%増の161万0169台と、2年ぶりに前年を上回った。海外販売は同1.6%増の810万4084台と、3年連続プラスで過去最高となった。北米は米国での市場低迷の影響を受けて同1.5%減の275万7160台と前年割れだった。

アジアはインドネシアが同7.0%減の33万2354台と落ち込んだものの、中国でアバロン、カローラ、レビンやレクサス車が好調で同9.0%増の162万0698台と高い伸び率となったことから全体では同4.0%増の297万0289台となった。欧州はRAV4やカローラスポーツなどの新型車が好調で同4.6%増の105万1550台だった。

世界生産台数は同1.9%増の905万3517台と、過去最高だった。国内生産は国内市場向け、輸出ともに増加したため、同8.8%増の341万5864台だった。アジアはタイ、インドネシアが低調だったのを中国がカバーし、ほぼ横ばいの257万0331台だった。欧州はカローラスポーツ、カローラツーリングの販売が堅調なため、同0.4%増の77万6886台と微増だった。

北米は生産機種入れ替えなどの影響もあって、同3.8%減の185万5805台と落ち込んだ。中南米はアルゼンチンの通貨下落によって市場が低迷していることなどから同10.5%減の31万3977台だった。