ホンダが1月30日に発表した2019年の生産・販売実績によると、世界生産台数が前年比3.5%減の517万0595台と、8年ぶりマイナスとなった。

中国はアコードやベゼル、CR-Vなどが好調で、同4.3%増の156万6735台と過去最高となった。北米はアコードが不振で減産したことから同0.2%減の181万7191台と、3年連続でマイナスとなった。国内生産は軽自動車のN-WGNが部品の不具合などから生産を停止している影響で同5.4%減の84万3056台と、2年ぶりにマイナスとなった。

中国を含むアジアは同2.7%減の223万4963台だった。インドが同24%減の13万5335台と不振だった。

世界販売台数は同1.1%減の517万8000台と2年連続で前年割れとなった。ほぼすべてのモデルが好調だった中国が同8.5%増の155万4000台となったことから、アジアは同0.8%増の223万4000台と2年ぶりに前年を上回った。

北米はCR-VやHR-V、パスポートなどが好調だったものの、セダン系の販売が落ち込み、同0.7%減の188万8000台だった。国内販売はN-WGNの生産停止や、消費増税後の反動減の影響で、同3.4%減の72万2000台だった。欧州は英国やスペインで低迷し、同10.3%減の12万8000台と落ち込んだ。