日産自動車が1月30日に発表した2019年の生産・販売実績によると、グローバル販売台数がほぼすべての地域で低迷し、前年比8.4%減の517万6189台と低迷した。販売不振の影響でグローバル生産も同9.6%減の495万8200台となり、2013年以来、7年ぶりに500万台を割り込んだ。

市場別の販売では、中国が全需低迷の影響を受けて同1.1%減の154万6891台と、5年ぶりに前年を割り込んだ。米国はローグの販売が不振で同9.9%減の134万5680台と、2年連続のマイナスとなった。

国内販売はノートの販売が不振で同7.8%減の56万7617台と、3年ぶりにマイナスとなった。欧州はエクストレイルやジュークの販売が落ち込み、同17.2%減の56万6965台だった。

生産では、国内生産がパイロットが落ち込み、同13.2%現の80万7744台と、2年連続マイナスとなった。中国は同0.3%減の155万2585台と微減だったものの、米国がタイタンの低迷で、同8.7%減の76万3036台、メキシコはセントラが不振で同12.5%減の67万2606台と低迷した。

英国はキャッシュカイの減少で同21.6%減の34万6828台と大幅マイナスだった。スペインはモデル改良などを行っていないことなどから同30.9%減の6万5142台だった。